本日DMVのデモンストレーション走行を見るために岳南鉄道原田駅に行ってきました。
DMVとはDual Mode Vehicleの略で、、道路と線路の双方を走行可能な乗り物です。
(DMVについては一昨日のブログをご覧ください。)
一枚目の写真は道路を走るDMVです。
DMVの到着が予定より少し遅れたため、どきどきしながら待ってました。
しばらくするとパトカーに先導されてDMVがやってきました。
第一印象は……ちいちゃーい。
さらに、DMVがあまりに普通に走ってくるのです。
何の違和感も無く ふつ~に 走ってくるのです。
拍子抜けで、ちょっとがっかりしてしまいました。
DMVは元々がマイクロバスです。
それを改造したものなので、当たり前といえば当たり前ですよね。
さてここからが楽しみにしていた、モードチェンジの様子です。
道路→線路にモードチェンジの方法は以下の通りです。
1) 車モードのままモードインターチェンジ入り口に停車。
2) そこで3、4枚目写真のように前輪の前、後輪の後ろからガイドのローラーを出します。
3) その状態で車モードのまま、モードインターチェンジに進入。
4) モードインターチェンジにはガイドの鉄骨が左右にあり、ガイドローラーの誘導により車両を所定の位置に誘導してくれているようです。
5) 次に停車して、前後のガイドローラーを収納します。
6) そしていよいよ前後の鉄輪をおろします。
前輪は数センチ浮いた状態になります。後輪は線路に接した状態のままです。
後輪が駆動輪となり走行が可能になるようです。
ガイドローラーのおかげで位置もぴったりです。
ただ、新しい試験車両はこれとは違うシステムで位置あわせをしているようです。
文章で書くと長い時間かかりそうな感じですが、実際はあっという間で実にあっけない感じでした。
そして、何事も無かったようにあっさり発車して、走り去って行きました。
これだけあっけないということは、実は実用に近いと言う事なのかも知れません。
ちょっと残念で不思議だったのは、原田駅でモードチェンジを見るためにたくさん、市民が集まっているのに、市のほうから、何の説明も無かったことです。
ロープの向こうではDMVに乗ってきた市会議員等に、おそらくはJR北海道の職員と思われる人が、その人たちにだけハンドマイクで説明をしていました。
その乗客にだけ説明をして、到着を待っていた市民には挨拶も説明も無く無視して線路モードに切り替えてスタートです。カメラを持って集まっていた小さい子供たちもたくさんいました。
その子供たちが写真に撮りたかったのはDMVだったはずです。ロープのむこうで説明を聞くおじさんを写真に撮るために集まったのではありません。近くで5分でも写真を撮る時間を作ってあげることはそんなに難しいことだったのでしょうか?
おかしくないですか?
富士市では本気で導入を考えているようですが、市民への説明は必要ないと思っているのでしょうか?せっかく興味をもって人がたくさん集まっているのですから、説明する絶好の機会だと思うのですが…。
19日(金)に行われたシンポジウムだって、平日の昼間じゃ、聞きに行きたくても行けない人がたくさんいると思います。とても残念です。
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