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2007/09/19

『温故知新の家』~快適で省エネのできるエコハウス~プロローグ

最近の私のバイブルがあります。

自立循環型住宅への設計ガイドライン エネルギー消費50%削減を目指す住宅設計 という本です。

Jiritujyunnkan_2 昨年の10月に参加した、自立循環型住宅設計セミナーに参加した際、配布されたテキストです。

このガイドラインは、国交省の委託を受けて国土技術政策総合研究所および独立行政法人建築研究所が平成13年から4年にわたり研究したもので約200人もの研究者がかかわり、昨年の6月に完成したという、とても素晴らしいものです。

今年の4月に野池政宏さんの主催する 自立循環型住宅研究会 へ参加し、さらに自立循環型住宅の素晴らしさと必要性を再認識し現在実践しています。

自立循環型住宅とは、2000年頃の標準の新築住宅(断熱は旧省エネ基準レベル、エアコンはCOP4未満、換気は第一種ダクト式、給湯は従来型ガス給湯器…)という指標があり、その住宅よりエネルギー消費量(二酸化炭素排出量)を50%削減させることができる住宅ということです。

 それは、地球環境になるべく負荷をかけず、可能な限り自然エネルギー(採光や通風等)を活用して、特殊な技術を使うことなくさらに快適を求めながらです。

Fig1  ここでいうエネルギー消費量は生活上の総合的なエネルギー(暖冷房、給湯、照明、家電、調理等)まで含めて考える、というところが非常にすばらしいと思います。

 例えば、エコキュートがどのくらい省エネかとか、次世代省エネ基準の断熱にするとどうだとか、それぞれの省エネについての本や資料はいろいろありました。

 でも家全体でどうなの?どのくらい省エネなの?というFig2ことを説明するのは、なかなか難しい事でした。

 でもこのガイドラインを使えば、日射遮蔽をこうして、断熱はこれで、換気設備はこれを使って、給湯器をこうすれば、

標準の住宅より家全体で○○%省エネになります

って数字で示すことができるのです。

 更に凄いとおもったのは、金額も定価ベースですが載っているというところです。

 例えばソーラーシステムって地球環境にも優しそうだし、イメージも良いし、自宅に採用したいけど、それって得なの?損なの?何年でペイするの?みたいな話ってよくありました。
地球環境に優しいものをなるべく選びたいけど…省エネも判ったけど、幾らなの?ってすごく大事な事ですよね。

地球環境にも、財布にもそこそこ優しくないと、お客様に採用していただくのは難しいことだと思いますから…。

Wteiそんな、自立循環型住宅について、現在富士市緑町に建築中の、

『温故知新の家』~快適で省エネのできるエコハウス~

を例に、、今後このBLOGでご説明させていただきたいと思います。

これから家創りを考えていらっしゃる方や、リフォームを考えていらっしゃる方には、必ず参考になると思います。

是非、お付き合い下さい。

自立循環型住宅について詳しくはこちら → ㈶建築環境・省エネルギー機構

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