姉歯物件、強度不足が一転「安全」
新宿の姉歯物件、強度不足が一転「安全」 新構造計算で
asahi.comの記事です。詳しくはリンクを参照していただくとして…
姉歯秀次元建築士の偽装により耐震強度が足りないとされた東京都新宿区のマンションが、新しい構造計算法である「限界耐力計算」で計算し直したところ、今度は一転して「安全」とされたことがわかった。
偽装物件が安全かどうかは自治体が最終的に判断する。新しい計算法で強度が基準を満たし、自治体が安全だと判断すれば補強しなくてもいい。自治体は判断に際し、日本建築防災協会の助言を受けることができる。
強度1は震度6強の大地震でも建物が倒壊しない強さを示す。偽装問題をめぐる国の支援策は、分譲マンションは強度0.5未満が建て替えの対象で、0.5以上1未満は改修費用の一部を助成する。ホテルや賃貸マンションについては強度にかかわりなく公的支援の適用例はない。
新宿区の例のように、建て替えや改修で重い費用負担を迫られているマンションの住民やホテル経営者らが新しい計算法で計算し直し、基準を満たす強度が出ることは他でも起こり得る。ある自治体の担当者は「同じ建物なのに計算法で結果が大きく違えば、収拾がつかなくなるのではないか」と口にする。
う~む。難しいですねぇ。両計算法ともOKとか両計算法ともNGなら再確認の意味でも良いんだけど、同じ建物で両計算法で構造計算をして片方はOK、片方はNGって一般的には理解しにくいですよねぇ。そもそも構造計算ってプログラムや設計者の考え方で違う数値が出る物なんですけど、一般的には、同じ建物は誰が構造計算しても常に同じ結果になるというイメージなんでしょうね。でもそのへんの説明とか報道ってあまりされませんよね。熊本のマンションの強度不足の問題で
熊本市の再調査で入力ミス 設計事務所長が指摘 と言う記事とか
熊本の強度不足指摘7棟、検証は国交省が担当 という記事では
北側国土交通相は14日の閣議後会見で、中山構造研究所(熊本市)が構造設計をした7棟の耐震性の検証を、「高度な知見を要する」との理由で、国交省が行うことを明らかにした。日本建築防災協会の中に設けた自治体支援の専門委員会を活用し、設計者の見解を聴きながら検証する。
とコメントしてしまうくらい微妙な物もあるのですから、いちいち国交省が専門委員会で設計者の見解を聞きながら検証ですか?市や県のレベルでは検証出来ないのなら、市や県のレベルでは構造計算のチェックは出来ないって事ですか?検証がそれほど高度な知見を要するのなら現在の建築確認申請の制度では、どだい無理って事だと思います。
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